色々なIOTの活用事例

私たちの生活をより便利にする様々なIOTの活用事例をご紹介

世界の「TOYOTA」はIoT活用にも積極的

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は、世界でもトップクラスの販売台数を誇る大手自動車メーカーです。そのトヨタがIoTを積極的に活用しているのをご存知でしょうか。
今回はトヨタのIoT活用事例を中心にご紹介いたします。

トヨタのIoT活用事例

コネクティッドカンパニーを設置

2016年4月から始まった新体制において、製品群ごとに7つのカンパニーを設置しました。そのうちの1つがコネクティッドカンパニーです。トヨタは自動車のICT(情報通信技術)端末化「コネクテッドカー化」を目指しており、それらのコネクテッドカーに関するあらゆる企画や開発を担うのがコネクティッドカンパニーとなります。

同年6月2日には、KDDI株式会社と共同で「グローバル通信プラットフォーム」を構築すると発表しました。その発表では、DCM(Data Communication Module:車載通信機)の2019年までのグローバル共通化、2020年までに日本と米国の両市場で発売するほぼ全ての自動車に標準搭載、次にそれ以外の国でも主要な市場からDCMの搭載を増やしていくとしています。

【参照元】KDDI HP

「TCスマホナビ」

2016年12月1日に無料サービススタートのスマートフォン向けアプリ「TCスマホナビ」はIoTを取り入れた結果生まれたものです。このアプリは、DCMという車載通信機から収集するビッグデータを活用した独自の交通情報「Tプローブ交通情報」を掲載しており、この部分にIoTが活用されています。

TCスマホナビでは「通れた道マップ」も掲載しています。これはビッグデータに基づいた交通実績情報からできていて、ここにもIoTが活用されています。 トヨタの狙いは、このアプリに普段から慣れ親しんでもらうことで災害時にも有効活用されることです。

ちなみに2017年5月15日には多機能トイレの情報提供サービスが開始されました。利用することで位置検索やルート検索ができます。

マイクロソフトとトヨタが特許ライセンス契約を締結

2017年3月22日、マイクロソフトとトヨタがコネクテッドカーに関連するテクノロジーの特許ライセンス契約を締結したと発表されました。トヨタとマイクロソフトは2011年4月にパートナーシップ契約を締結しており、その延長線上に今回の契約があります。

そのパートナーシップによって、2016年4月にはToyota Connected, Inc.(TC、トヨタ・コネクテッド)を共同で合弁会社として設立しています。この会社は、DCMから収集するデータを集めるためのTBDC(トヨタ・ビッグ・データ・センター)の運用などを行っています。
このことからトヨタは米国でも積極的に、自動車へIoTを活用していることがわかります。

【参照元】Microsoft

トヨタとNTT「コネクティッドカー」協業に合意

2017年3月27日に、日本電信電話株式会社(以下、NTT)がコネクテッドカー向けICT基盤の研究開発で協業に合意しました。トヨタの自動車技術、NTTのICT(情報通信技術)ノウハウを組み合わせ、関連技術の研究開発を行っていきます。

IoTに関する部分では、ビッグデータの確実・安全な集配信のためにグローバルインフラのネットワークトポロジーやデータセンターの最適配置検討などを行います。それらが進むことにより、事故・渋滞問題対策、顧客への新しいサービスの提供などが可能となります。この合意により、2018年には実証実験を実施する予定です。

【参考元】T-connect HP

未来社会工学開発研究センター

2017年4月6日に国立大学法人筑波大学とトヨタが共同開設しました。地域未来の社会基盤づくりを研究開発することが設立目的です。IoT活用による社会計測も取り入れており、改善課題抽出・真因追究・人材育成・知能化支援を通して地域の持続的な成長循環に貢献するとしています。

具体的には、地域未来の社会基盤づくりのために取り組むべき日本の問題として「農業支援」「保育支援」「防災減災」などがあるとされており、このセンターはそれらに取り組んでいきます。
IoTもそれらの問題解決に活用されることが考えられます。IoTがそれらの問題に活用される場合、農業支援には田の水量計測・気候データに基づいた水量調整、保育支援にはビッグデータに基づいた迅速なトラブル対処、防災減災には早期の異常感知・ネットワーク基盤構成、などが考えられますが、さらに様々な活用法が研究開発されると思われます。

【参考元】国立大学法人筑波大学/トヨタ自動車株式会社 協同

トヨタ・KDDI・東タク協が共同で実証実験開始

2017年4月25日にトヨタとKDDI株式会社は、一般社団法人東京ハイヤー・タクシー協会と「つながるタクシー」に関しての実証実験をスタートしました。先述したように、トヨタとKDDIは2016年6月にグローバルデータプラットフォームの構築を発表しており、その延長線上にこの実証実験があることがわかります。

実証実験の内容は、東京都内走行のタクシーからデータ収集するというものです。タクシーに搭載されるドライブレコーダー「TransLog」から、走行画像や車両データがKDDIのLTEネットワークを介しリアルタイムに収集されます。
実証実験から目指せるものは、タクシー顧客の利便性向上・ドライバーサポート・新しいサービス提供などです。この実証実験によりビッグデータ収集ができるだけでなく、技術用件が明確になることが期待されています。

【参照元】KDDI HP

2017年5月31日、トヨタは「CSRCネクスト」の内容を発表しました。CSRCネクストとは、米国先進安全技術研究センター(CSRC)における自動運転などの次期研究計画のことです。CSRCは2011年の設立から自動車の安全に関しての研究を5年間行ってきました。そして、その次の5年間の研究計画にあたるのがCSRCネクストです。

CSRCネクストには4つの方向性が示されており、以下に示すのが主な内容です。

【CSRCネクスト4つの方向性】
1.センサーの高度化など予防安全・衝突安全技術の統合
2.ドライバーと交通社会全体にとって使いやすく、より人間の感覚に合った自動車とするための開発モデルづくり
3.ドライバーの心理状態・健康状態を具体的な数値で把握・モビリティ向上への研究
4.ビッグデータの分析手法を活用、より現実の交通環境に沿った運転データ研究ができるアルゴリズムやツールの開発

全体的にIoTを活用することが想定できますが、特に3番と4番にはIoTが活用されると思われます。なぜなら、IoTを活用すればドライバーの異常をリアルタイムで医療機関へ送信することができますし、ビッグデータ収集にはIoTテクノロジーが必須なためです。

ヨタがIoT活用で進めていること

今回は、トヨタが行うIoTへの取り組みについてご紹介しました。「つながるタクシー」はタクシー×IoTを強く印象付けるネーミングといえます。
トヨタはIoTを活用することで、データ収集・開発効率をアップをさせるだけでなく、サービス面では利用者がスマートに利用できるようにしています。
トヨタはIoTのつなげる力により「人とクルマの関係をより近くしている」といえるでしょう。

【参考元】TOYOTA Groval news room
wikipedia

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